日本だけは中国の属国ではなかったからね。
逆に属国だった国では中国姓が残った。
関係性の深さが影響してるんじゃないかな。
日本はそれほど中国と近しくなかったし。
朝鮮半島とベトナムは中国に近くて、
ほとんどの時期で中国の一部だったわけで。
だから大きな影響を受けてる。
日本はそこまでの影響を受けるには距離があるよ。
ベトナムは東南アジアで最も中国の影響を受けていて、
姓も全て中国の「百家姓」に由来するね。
古代に属国だったかそうではなかったかの違いだろう。
特に唐と明の時代の影響は大きいはず。
あと、日本は名字が複雑すぎて、
なかなか変えるってわけにはいかなかった。
漢王朝は朝鮮半島に漢四郡を置き、
ベトナムも同様に管轄下にあった。
日本の場合は元が征服に失敗してる。
だから日本だけは中国姓を受け継いでいない。
古代日本では中国の名字の影響を受けてたけど、
基本名字を持ってたのは地位の高い人だけだった。
それが明治維新で士農工商が平等になって、
名字のあり方も大きく変わったんだ。
ちなみに中国起源の日本の名字って何なんだろう?
基本的には一文字の名字になるんじゃないかね。
だけど日本で一文字の名字はかなり少ないよ。
日本に渡った時には一字だったんだけど、
次第に二文字に変化していって、
その由来が分かりにくいとかはないの?
「林(はやし)」は大陸由来の名字なんだろうか?
(※栄やす(はやす)」などの意味の地形由来の姓。
源氏・平氏・藤原氏の子孫にも見られるが、
大陸渡来のリン氏の子孫の可能性も多からずある。
中国語版のウィキペディアによると、
中国の「林(リン)」姓の起こりは、
殷の王族「比干」の遺児「堅」で、
堅が林の中で生まれた事から、
周の武王から「林堅」と呼ばれた)
ベトナムや朝鮮半島は、元は中国の一部とみなす事が出来る。
一方日本はかなり独立した部族国家だった。
歴史上一度も支配された歴史がないんだ。
言語も文化も独自のものだけど、
文字だけは日本にはなかった。
それで漢字を借りて、日本語の意味を表現した。
そしてその漢字も日本は独自の文化を形成した。
ほとんどの漢字の意味は似てるけど、
全く同じってわけじゃないからね。
日本は古くから封建制度だったから、
漢の中央集権体制を取り入れた韓国・ベトナムとは違う。
日本語では音と意味に漢字を使う事が出来て、
例えば「くぼ」でも久保のほか窪も使われる。
「あべ」も阿倍とか安倍があるしね。
日本の名字のそういったケースでは、
漢字に実用的な意味はないんだ。
日本は姓に関して中国の影響を受けた事がないし。
遣唐使はいたけど、中国に渡った貴族もいない。
ここに寄せられたみんなの意見から判断するに、
日本の姓の発展過程では中国の影響は小さく、
朝鮮半島とベトナムでは大きかったという事ね。
ただ、実は日本にも大陸由来の家系がいるけど、
名字からはそれが分からないんだよね。
日本人の名字はあくまでも記号みたいなものだからなぁ。
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